演奏会の帰りに白金のフレンチ「シェ・トモ」へ。
ピッチョリー・ド・ルルの姉妹店で、ミシュランひとつ星。
料理は5780円のコースのみ。(前菜1品とメイン、デザートを複数の皿から選択)
シャンパーニュはハーフボトルからしか用意がなく、グラスはスパークリングワインだというので、食前酒はビールにした。
パンは熱々。
左から豚のリエット、オリーブとアンチョビのペースト、バター。リエットはレバーが混じってたりオレンジのピールらしきものが入ってたり、凝っている。
アミューズに「ウニの貴婦人風」というお店のスペシャリテ。これは美味しい。こういう味を家庭でも作れるとよいのだけど、味を決めている特徴的なスパイスが何のか、わかりそうでわからない。
グラスワインは白赤各1種類、白がシャブリ、赤がACブルゴーニュとのことだったので、ボトルで頼むことにした。オリヴィエ・ルフレーヴのシャサーニュ・モンラッシェ2005。9500円。
前菜は平目のマリネを選択。平目がゴロっとした大きさなのはよいのだが、塩が効きすぎ。厨房の人は相当汗をかいていたのか。筆者も昼間ジムでたっぷり汗をかいていたのにそれでも塩がきつすぎると感じた。
妻は夏トリュフときのこのリゾットを選択。トリュフがたっぷりだが、残念ながら香りが弱い。プラス料金1800円は高すぎ。
無農薬野菜の盛り合わせ。webで写真等見たことのない妻は思わず「わ、すごい」と言っていた。ひとつひとつの野菜に特徴的な味があるし、こういう皿は楽しい。
口直しのような感じで出てくるポタージュスープ。まずこのように器だけが置かれ、テーブルでスープが注がれる。
注がれるのはレードルで軽く1杯。「こんな量ならわざわざテーブルで注ぐパフォーマンスはいらない」と妻。どうやらもっと注いで欲しかったらしい。
メインは仔鴨の料理を選択。それなりの料理だが、もう少し鴨にジューシーさがほしい。これもプラス1800円が高く感じた。
妻は豚肉の料理。右からばら肉の煮込み、タン、テリーヌのようなもの、付け合わせの白いんげん。沖縄の豚らしいが、ばら肉の感じだと東京エックスの方が美味しいのではないかと。
ここで赤ワインをグラス1杯もらう。ACブルゴーニュとのことなのだが、どうも南仏のメルローのような味。料理のレヴェルを考えるともう少し良いワインを使った方がよい。
デザートは、主な食材をこのように持ってきて「これらの食材がデザートになることを想像してください」とか言いながら、各お皿の説明をされた。評判の良いプレゼンテーションなんだろうが、そんな風にやられると「では、そのチョコレートとフランボワーズを組み合わせてください」とか言いたくなる。
チョコレートのお皿。フランボワーズと組み合わせてはもらわなかったが、このチョコレートはかなり質がよく美味しかった。
妻はヌガー。
コーヒー。
◆
シャンパーニュのグラスでの用意がないのはいかがなものか。
メートルらしい人物は今どき珍しいぐらい愛想がなく、サービスのレベルも低い。白服の男性の方がサービスがうまい。
ダイニングは想像以上に狭い。HPには「男性のお客様には上着着用をお勧めしております。」と書かれているが、この空間をして店側からそういうことを求めるのはどうだろう?
料理は一品一品かなり考え込まれているようで好感が持てるのだが、サービスや居心地が残念ながら今ひとつで、また来ようという気にはならないなぁと。